映画「ふるさとがえり」キックオフフォーラムin北とぴあ 報告！

2011年、6月27日、7月1日に東京都北区にある総合文化施設「北とぴあ」で、映画「ふるさとがえり」のキックオフ上映会が行われました。

これは、上映会を通じて、人と人との繋がりを深め、新しい縁を作り、人から人へ、まちからまちへ、楽しみながら人と人とが関わり合える「場」を拡げていこうという趣旨のもと、企画されました。

 

映画「ふるさとがえり」の舞台は、岐阜県恵那市。恵那市は、昭和と平成の大合併で、13の市町村がひとつになって誕生したまち。

この映画は、“まちはひとつになったものの、まちと人、人と人はひとつになっていないんじゃないか！？形だけひとつになっても、心がひとつになっていない！”、という思いをもった市の1職員がファイアーワークスを訪れ、「心の合併プロジェクト」を発足させたのが始まりでした。

 

キックオフ上映会の主催は、我々ファイアーワークスを創立から見守ってくれている、東京商工会議所北支部。

おかげさまで、1200人規模、三部構成という、ふるさとがえりを存分に堪能できるプログラムを組むことが出来ました。

 

まず、司会進行として登場したのは、ファイアーワークスの脚本家、栗山宗大。

軽快なトークで、お客さんのハートをわしづかみ！？ｗ

 

6月27日昼の部の基調講演の講師は、国際NGO世界連邦運動協会常務理事・木戸寛孝氏。

ファイアーワークス作品に、いつも大きな影響を与えてくれる大切な友人のひとりです。

演題は「ものがたりを生きる」。「ふるさとがえり」における様々なテーマから、今を生きる僕らにとっても最も必要な“原理”を、わかりやすく紐解いてくださいました。

 

6月27日夜の部の基調講演の講師は、NPO法人フローレンス代表　駒崎弘樹氏。

「地域の力によって病児保育問題を解決し、育児と仕事を両立するのが当然の社会をつくれまいか」と考え、

ITベンチャーを共同経営者に譲渡しフローレンスをスタート。日本初の「共済型・非施設型」の病児保育サービスとして展開するなど、今最も注目されている社会起業家のひとりです。

演題は「映画ふるさとがえりにおける新しい公共性」。かつてのコミュニティーの本来の姿と文化について、ふるさとがえりから、現代社会の公共性を紐解いてくださいました。

 

7月1日の基調講演の講師は、社会学者で立教大学教授の萩原なつ子氏。

2010年、様々なご縁を通じて出会い、ファイアーワークスの代名詞とも言える「市民参加型映画」の取り組みについて、大いに共鳴をしていただき、「地域づくり総務大臣表彰」に推薦くださいました。まさに会場を巻き込み、笑いあり、感動ありの講演でした。

 

いよいよ、7年間をかけ、何万もの人たちの想いを結集して完成した「ふるさとがえり」の上映です！

 

上映会の締めくくりは、豪華出演陣による舞台挨拶です！

6月27日昼の部に登場したのは、和尚役の笑福亭鶴光さん、主人公の兄・相田恵介役の山田太一さん、相田恵介の妻役、桜田聖子さん、そして林弘樹監督です。

鶴光師匠、舞台挨拶でパクリ疑惑を暴露・・・！？

 

6月27日昼の部に登場したのは、主演・相田勘治役の渋江譲二さん、権平修役・前田健、相田恵介役の山田太一さん、亀の子団たかし役・松井瑛介さん、亀の子団ゴンちゃん役・安彦統賀、亀の子団がっちゃん役・石川大樹さん、そして林弘樹監督。

亀の子団集合で、会場はホッと和みました！

 

7月1日に登場したのは、主演・加藤百合役の佐藤仁美さん、元子先生役の小林かおりさん、ばっちゃんこと小澤オト役の窪田かね子さん、曽我智弘役の矢柴俊博さん、相田恵介役の山田太一さん、そして林弘樹監督。

恵那での現場の様子をお話ししてくれました。

 

終演は、会場全員で三三七拍子で結束！大盛況のなか、素晴らしいスタートを切ることが出来ました！

 

終演後も熱は収まらず、恵那物販展や、メイキングなどのパネル展示、ファイアーワークス名作選DVD販売など、お客さんで溢れかえりました。

 

会場を後にするお客さんの表情は、みなさん晴れやかで、多くの方から嬉しいご感想をたくさんいただくことが出来ました。

 

多くいただいた感想は、

・生きること、人生観、自分の使命、ふるさと、について深く考えさせられた

・もう一度観たい

・勇気、元気をもらった

・疎遠になっている人を思い出した

 

など、大変有意義にご覧になられたようでした。

 

　人と人との繋がりを深め、新しい縁を作り、楽しみながら人と人とが関わり合える「場」を拡げていきますので、皆様、応援のほど、よろしくお願いいたします！