清く正しい本棚をつくりたい!(その1 思い)
構想34年・・・!?。
兼ねてからの夢だった、天井まで届く自作の本棚づくり。
去年「本棚のつくり方」をずっと調べてたどり着いたのが、
「清く正しい本棚の作り方」というサイトだ。
はたして木工などのものづくりと縁遠い生活をしている僕らが
本当に自作で出来るのかは不安だったが、
「これは果たさねばならない、大いなる役目なのだ」と思い、
気持ちを奮い立たせた。
さて、実際に自宅にあった本棚とはどんなものなのか?を考える。
上記のHPにも書いてあるとおり(ほんとそうなんだよな)
家具屋に並んだ本棚には、
(1) 天井まで届く高さのモノがない (家によって天井の高さもまちまちな為)
(2) やたら奥行きばかり有り過ぎる (恐怖の本の2重置き)
(3) 肝心の棚板がほとんど太鼓作り
(4) 不要なガラス窓や扉などが付く (本のことを考えてない、いらない装飾)
(5) そのくせ裏板の強度に不安有り
(6) 上等な品物ほど派手で悪趣味だ(無駄に高い)
(7) 息の長いロングセラー品もない (壊れたら、なおせない)
実に困った問題点が、ほとんど全国の家具屋の本棚に共通する。
実際に僕も様々な場所やネットで探したが、
これに類しない本棚を探し出して購入することは至難の業だった。
正直理想の本棚を持つことは無理なんじゃないかと諦めていた。
18の時から、引越しも何度も繰り返し、
定住して自分の理想の住まいや家具を持つという考えも希薄だったことも、心にあったのは事実。
昨年、大好きだった母が亡くなったことを機に実家に戻った。
両親のように「多くの人を迎え入れる場づくりをしていこう!」と決意した中で、
僕の中で大きなウェイトをしめていた「清く正しい本棚をつくる」ことから 始めようと思った。
たぶん、この本棚を作ったことで、僕の人生は大きな転機を迎えることになったんだと思う。
日本で唯一の「図書館プロデューサー」への道!
その時はまだ、この自分の大いなる転機に気付いてはなかったけれど・・・。(つづく)