【中日新聞】木こり男と、地球に優しい映画資金作り
それは、恵那のスタッフかなちゃん(金田亮一)の車で、三浦プロデューサーたちとアホ話に盛上っている時のことだった。
「そう言えば、かなちゃん、仕事なんだっけ?」
「木こりだよ」
「ああ…。そうだった。木こりだったね」
「木こりですよ」
「(車窓を眺め)ああいう木とかも、切って売れるの?」
「いや、あれは、2,000円くらいだね」
「…なるほど」
それから、1時間位、木こり話をあれこれした。
僕にしてみたら、全く異世界だ。
何かの拍子にかなちゃんは、「あ、木を協賛金にしてみようか…」と、呟いた。
「!!!! 協賛木 !!!!」
それが、後々かなちゃんの首を絞めることになった。
有言実行の男、かなちゃんはそれから2週間後には、協賛木を切り始めた。
日本映画史上初となる、「ふるさとの木でできた映画・・・・」。
「ロケが終わっても、切り続けるぜ」
そうやって、かなちゃんはまた自らの首をしめた。
「なんか、ロマンがあるね」
その言葉で、かなちゃんは立ち上がった。
他のスタッフも手伝って木を切っている。。
「え? 恵那の人はみんな、木を切れるの?」
「一応、免許持ってます・・・」
恵那に来て驚いたのは、全然仕事と関係ないのに、男たちの多くが花火や木こりの免許(?)を持っている。
うーーーん。
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