第5回かわさき楽大師~願いごとが叶うまち(大師)
4月18日、今年もかわさき楽大師のお祭りへいってきた。(恵那のてっちゃんを連れて)
かわさき楽大師:http://www.rakudaishi.com/
川崎大師には、一緒に闘った多くの方々(仲間)がいるのである。会えるのが実に嬉しい。
今年で5回目!ということは、僕らが足しげく川崎大師の町へ通っていたのは、6~7年前になる。
時の経つのは早いものだ。
かわさき楽大師は、川崎大師のまち全体で行うお祭り、
「当たり前?」まちのことを良く知らない人は、そう思うかもしれない。
「願いごとが叶うまち」そういうキャッチコピーでみんなで作り上げたこのお祭り。
きっかけは、「らくだ銀座」だった。
最初は、大師様の境内で映画の上映とお祭りが出来たらいいな、という話から始まり、
やるなら自分たちの大師の映画も創って、でっかいお祭りをやろう!と。
みんなでほんとにほんとに涙を流して喧嘩してつくった僕等の映画、
それは「おおうそ月のかかし」
こうやって書くと、実に簡単なことに見えるが、当時はほんとにみんなドラマを抱えていたのだ。
大師の人達も、そしてぼく達も・・・。
第一回のお祭りでは、3日間で十数万人を動員し、大成功をおさめ、年々拡大していくお祭り。
仲間からは、一年ごとに育っていく部分と、大事なものが少しずつずれていってしまう部分もあると聞いていた。
そして今年、かつて大活躍した、苦悩と涙と喜びの「シネマ部会」のメンバーの発案で、
また第一回の時の思いを、映画がきっかけだったよねと、「ゆめシネマ」を開催。
公立小学校で、高校で手作りの映画制作を行い、今回上映にいたったわけだ。
ふと、校庭のキャンドルのコーンに目をやると(松原さんが手をさしてくれている)・・・、
協賛者のみが並べられるこのクレジットに、ぼく達の「FireWorks」の文字があった。
「えっ!松原さん!ぼく達じっさい協賛していませんけど」
「監督!これはぼくらからの5年ごしの感謝の気持ちです」と・・・。
泣かせてくれます、松原さん。シネマ部会。そして川崎大師の同士たち!
「ありがとうございます!!!」
恵那も映画プロジェクトが足掛け3年以上たち、悩んだり迷ったり、
それでいながらがむしゃらに頑張ってきている。
恵那の話をすると、大師の当時のメンバーはみんな口をそろえて
「大丈夫だよ!絶対できる!応援してるよ」
そうてっちゃんに声をかけてあげてくれた。
そんなに簡単なことじゃあないのは、大師の人達はよ~~く分かっているはずだ。
後日、松原さんからメールを頂きました。
下記にそのまま転記させて頂きます。
『川崎から、松原です。
本日、近くにあります、TUTAYAから「人生ごっこ」を買い求めてきました。
予約に来店したのが、先月中ごろで在庫がないということで、予約をして三週間後の
今日やっと手に入れることができました。週末時間をつくってゆっくり拝見させていただくつもりです。
林監督、先日は第五回楽大師まつり「ゆめシネマ」に
お越しくださいましてありがとうございました。
久しぶりの再会でしたね、開演 間近でしたので、準備に追われ
お話もできず失礼をしてしまいました。
林監督、演出に使った校庭のあの上映会の淡い消えそうな!LEDの灯が
今現状の我々商店街のすがたです。
1灯々は心もとなくとも、100灯もの光があつまった日没時には校庭と日暮れ、
光と影が混在となったトワイライトの時間帯は
言葉を失うほど、幻想的なものでした。自分でも驚きました。
これは、カメラでの撮影でも表現できないでしょう。
そして、辿っていくとその先には、まばゆい人だかりの上映会場があり。
これを大師の未来の希望として表現したつもりです。
お楽しみの食品類も地元の製麺所のソフト麺、
地元飲料メーカーのラムネとこだわってみました。
また、添付資料でで当日行ったアンケートの集計を送らせて頂きました。
ご来場いただいた方々の生の声です。拝見ください。
数年前、あなたがおっしゃっていた“道化の役”を
わたしは約束どおり、コナシタつもりです。
伊藤奈美が教職にもどり、また戸村屋本店が店じまいをして戸村さんはサラリーマンに、
小林さんは西新井へなどなど楽大師を離れていく人のなか、
新しい仲間たちへ初心を語って何とかこぎつけました。
監督、ご褒美をください。「おおうそ月のかかし」の作中。
ラストシーンでヒロインの栗原 瞳さんがつけていた
らくだのコインを一枚ください。かかしがくれたあの3枚の願い事が叶うコインです。
来年の楽大師のことはまだまだ霧の中です。
また、いろいろなハードル越えがある事でしょう。
不思議なコインをください。